
2024/10/9〜14にオーストラリアのタスマニア島のオーバランドトラック(Overland track)を歩いてきた。
縦走中、山小屋で暇すぎてひたすらメモした記録。
初めてのソロで海外トレイル、初めての山で5泊。
長かった(更新が)5泊6日のトレイル紹介も今回で最後です!
全体スケジュール
Schedule ★山小屋(宿泊)
【DAY1】2024/10/9
入山/Ronny Creek to Waterfall Valley★
+Cradle Mountain Summit (1545 m)
【DAY2】2024/10/10
Waterfall Valley to Lake Windermere★
+Lake Will
【DAY3】2024/10/11
Lake Windermere to Pelion hut★
+Old Pelion Hut
【DAY4】2024/10/12
Pelion hut to Kia Ora hut★
+Mount Oakleigh (1286m)
+Mount Pelion East (1433m)
【DAY5】2024/10/13
Kia Ora to Echo Point★
(via Windy Ridge & Narcissus)
+D’Alton and Fergusson Falls
+Hartnett Falls
【DAY6】2024/10/14
Echo Point to Cynthia Bay/下山
前回までの記録
概要・予約・準備編↓
DAY0 出国・移動編↓
DAY1 Cradle Mountain VC→Waterfall Valley↓
DAY2 Waterfall Valley → Lake Windermere↓
DAY3 Lake Windermere → Pelion hut↓
DAY4 Pelion hut → Kia Ora hut↓
DAY5 Kia Ora hut→Echo Point hut↓
【DAY6】2024/10/14(月) Echo Point hut→Cynthia Bay/下山
晴れ/13℃

波の音で目を覚ました。
正直ほったて小屋だったが(とてもありがたいです)、よく寝られた。
最終日も距離はあるくが、湖畔まわりのためほぼ平坦。
ホバート市内行きのバスに間に合う時間に小屋を出た。



最終日はゴールのLake St Clair VCを目指し、湖の周りをひたすら歩く。
踏み固められた歩きやすい道か、倒木で通れず迂回するかのどちらか。











ビジターセンターに近づくにつれて、湖畔の周辺を歩く観光客が増えてきた。
Lake St Clair VC到着!
ゴールです!



こちらにはビジターセンターの他、レストラン、カフェ、売店があり、タスマニア産のお土産やお菓子が購入できる。
レストランではハンバーガーやコーヒー、アイス、お酒を楽しめる。
トイレ、シャワーあり。


前日Narcissus hutに宿泊した若者たちと出会った。
彼らは10/7に出発し、Narcissus hutからはフェリーに乗ったらしい。
帰りのハイヤーを待っていたら、4日目の小屋でご一緒した2人に再会した。
今年日本に旅行で来るらしい。
Overland trackの予約不要の行きずり山小屋システムは本当に面白い。


Lake St Clair VCからは、日本に事前予約していたバス(Overland Track Transport社)でホバート市内へ。
市内へは休憩をはさんで約3時間。
車窓からタスマニアの風景を楽しめる。
電波が入って一安心と思いきや、航空会社から不穏なメールが。
数時間後に乗る予定の飛行機がキャンセルになった!!
タスマニアから出られない。
嘘だろ…!?
シドニー行きの飛行機を調べたら、4万円のジェットスターがある。(予約していた便は1万ちょい)
予定より1時間早くタスマニアを発たなければいけない。
タスマニアからメルボルンまで所要時間9時間で船がでている。
でも翌日にはシドニーから日本行の飛行機で帰らなければいけない。
少しぐらい観光したい。
下山したらタスマニアビーフのステーキを食べるって決めてた。
4万と日本行きの飛行機の値段と欲望を天秤にかけ、しぶしぶジェットスター便を購入。
バスの降車場所を行きたい店の近くに変更してもらい、バタバタとお土産やお肉を食べ、飛行機の時間にもなんとか間に合った。
本当に一瞬だった。
と思いきやジェットスター便が遅延。
適当か!笑
みなさま、旅程と心には余裕を持ちましょう。





無事タスマニアを脱出し、シドニーへ。






【さいごに】
できるだけ山頂(サイドトリップ)を取りたいなら、10月は残雪期のためおすすめしない。
天候に左右されるため、予備日を設けるのもよし。
ただし12月〜2月のベストシーズンは予約が困難と聞く。
34人の定員が埋まるということは、山小屋も満員。いよいよテント泊となる。
それはそれで楽しいが、雨が降れば衣類やテントが濡れて大変なので、個人的には人は多くない方がやりやすい。
シーズンを外せば人が少なく静かに山を楽しめるし、山小屋もテン場も独占できて結果オーライだった。
何食べてるの?とか、今日はどこにいくの?とか、
すれ違った時の挨拶も含め、知らない人とその場を楽しめるということが、
国は違えど山に入ったら人種関係なく同じようなことをしているのだと思うと、なんだか嬉しい。
翌日の天気などをみてルートを確認して予定を決めて、都度レイヤリングやパッキングをし直すのは非常に勉強になった。
今まで人に頼るばかりで、一人で判断する背伸び山行があまりなかったので。
Overland trackにはモデルプランがあるが、みんな自分のペースで好きに組んでいるため、
山小屋とテントサイトが決まっていたとて、次の小屋でまた同じ人に出会えるとは限らない。
小屋を渡り歩き一期一会を見つけるのもまた面白い。



