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≪オグリンの日本2周目チャレンジ≫【山形県】山中にたたずむ国宝 羽黒山五重塔と出羽三山神社「三神合祭殿」

本来であれば月山に上るために山形を訪れたのですが、大雨で登山は断念することになりました。せっかく来たので観光に気持ちを切り替えて、登山はまたリベンジします!とりあえず山形カウントします。

さて、今回登る予定だった月山は、羽黒山、湯殿山とともに【出羽三山】と呼ばれ、古くから修験道の山として人々から敬われてきました。出羽三山参りは、江戸時代には「西の伊勢参り、東の奥参り」ともいわれ、お伊勢参りとともにたいへん人気があったそうです。

出羽三山にはそれぞれの山頂に神社が存在し、「羽黒山=現在」「月山=過去」「湯殿山=未来」と見立てられ、三山をめぐることは、死と再生をたどる【生まれ変わりの旅】といわれています。

日本遺産 出羽三山 https://nihonisan-dewasanzan.jp

日本遺産 出羽三山サイトより引用

羽黒山(414m)から始まり、月山(1984m)、湯殿山(1500m)全てを巡るのが一番良いのですが、なかなか至難の業。そこで羽黒山山頂にある出羽三山神社の「三神合祭殿」(月山、羽黒山、湯殿山の三神が祀られている大社殿)をお参りすれば三神をお参りしたことになるそうなので、出羽三山神社を訪れることにしました。羽黒山山頂へは車やバスでも簡単にアクセスできます(有料道路を通ります)。

駐車場から出羽三山神社境内までの様子です。

三神を祀る「三神合祭殿」が見えてきました。日本最大級の大きさを誇る重厚なかやぶき屋根が特徴です。厚さなんと2.1m!

正面。朱塗りの美しいお社。「今度来るときは晴れますように」とお祈りしました笑。

鏡池越しの三神合祭殿。

続いて国宝の五重塔を見るために、羽黒山山頂から車で10分ぐらい走って参道入口隋神門まで向かいます。

途中、羽黒山大鳥居を見ることができます。(写真を撮り忘れたのでお借りした写真です)

高さ20m、幅15m。大きさでは東北一だそうです。

つるおか観光ナビHP(一般社団法人DEGAM鶴岡ツーリズムビューロー) より

いでは文化記念館に車を停め、随神門へ向かいます。いでは文化記念館では、出羽三山の歴史・文化や修験道について学ぶことができます。いでは文化記念館 https://hagurokanko.jp/p26/

鳥居をくぐると随神門です。

随神門。そういえば、戸隠神社奥の院への参道にも随神門あったなぁ。

随神門を抜け羽黒山までの参道には2446段の石段と杉並木が続き、約1時間半で山頂まで登ることができます。杉並木はミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三ツ星に選出されたとのこと。

そしてその参道にたたずむ国宝五重塔へは随神門から徒歩で約15分。この石段参道に山伏が滞在することもあるそうなので、会えたらラッキー!

石段を下りると小さなお社がたくさん並んでいます。お社を通り抜け、

石段を登り、赤い橋を渡ります。赤い橋からは滝と祠が見えます。

しばらく進むと、杉並木の間に国宝羽黒山五重塔がお目見えします。

杉の巨木に囲まれ重厚な佇まいの五重塔。自分がちっぽけに感じます。雨でしっとりした感じもまた良し♪

2024年9月(訪問した数日前!)に茅葺屋根の葺き替え工事が終わったばかりだそう。工事中でなくてよかった!

現在の塔は約600年前に再建されたものだそうですが、創建は平将門と伝えられています。

高さは29m。昭和41年に国宝に指定されました。

五重塔の近くには、樹齢1000年以上といわれている爺杉(じじすぎ)があります。昔は婆杉もあったそうですが、暴風で倒れてしまい爺杉だけが残っているそうです。

【羽黒山・出羽三山 情報】

日本遺産出羽三山 https://nihonisan-dewasanzan.jp

つるおか観光ナビ https://www.tsuruokakanko.com/course/3428

山形県公式観光サイト https://yamagatakanko.com/dewasanzan

やまがた庄内観光サイト https://mokkedano.net/feature/dewasanzan/top

いでは文化記念館 https://hagurokanko.jp/p26/

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