久しぶりに尾原ダムにやってきたが、あいにくのお天気。
洪水調整を主目的としたダムだったかな?ダム湖は「さくらおろち湖」と呼ばれている。「さくらおろち湖」を上から見ると竜の形に見えるらしい。
ダムの展示施設の入り口には神話の看板が。
展示施設には斐伊川水系に生息する魚の展示などが行われていた。
魚に興味がある私としてはつい足を止めてしまう。
奥の施設はボート競技の拠点施設。ボート競技の大会も開催され、シーカヤック体験会やトライアスロン練習会なども行われている模様。
2011年に施工した土壌浸潤槽の様子。少し雑草が生えているものの、丁寧に管理して頂いている様子がうかがえる。
ふと、傍らの自動販売機を見ると、ど派手なご当地自販機が鎮座。
その自動販売機の側面を見ると、先ほどの展示施設の入り口にもあった神話クイズ?が出現。観光と地元の歴史などを知ってもらう工夫がなされている。
こちらは自転車競技の拠点施設。
駐車場仕様の一次処理。周りの地盤が少し沈下しているが、しっかり機能している様子。
土壌浸潤槽の上部は雑草対策として、防草シートが施されていた。しっかり管理して頂いている事に感謝。これも地元の協会員である島根の林産業株式会社さんのお陰。
浄化槽制御盤は少し錆が発生しており、月日の流れを感じた次第。
「ボート競技施設」、「自転車競技施設」は2010~2011年にかけて島根県が建設した施設。今ではロードレースやボート競技、イベントなどに大いに活用されているようだ。
大会やイベントなどを開催する施設の場合、浄化槽の設計は悩ましい。浄化槽は対象施設がある程度一定の頻度で利用されることで安定機能するようになっている。浄化槽はそこに生息している微生物の役割により汚れた水をきれいにする仕組みなので、微生物の餌となる汚水の供給が無くなると浄化槽の微生物も生息できず、機能が低下する。観光地に特有の悩ましい問題だ。
本施設に導入された土壌微生物膜浄化槽(ソフィール)は土壌に生息する微生物が流入変動に耐え、大きな季節変動があっても安定して高度な処理が可能な浄化槽。ダム環境を保全する意味でも高度処理浄化槽の設置が望ましかった。極わずかな電力で稼働しており、超省エネシステムである。
設置後、10年以上の年月が経過しているが、高度な処理機能を維持し続けている。
ダムの楽しみ方をご紹介~エンジョイ!ダム
https://www.cgr.mlit.go.jp/izumokasen/enjoy-dam/dam-obara/
さくらおろち湖周辺を100%楽しむサイト
https://www.sakura-orochi.jp/index.php
林産業株式会社
https://hayashisangyou.co.jp/
ソフィール(環境保全型水洗トイレ)特設サイト
https://www.alcoinc.co.jp/sofil/
ソフィールについて詳しく
https://www.alcoinc.co.jp/mizu/sofil/